インフルエンザ脳症になりやすい子に何か特徴はありますか?
インフルエンザ脳症になりやすい子どもには、年齢や体質、基礎疾患などいくつかの特徴があります。
はい、インフルエンザ脳症になりやすいお子さんには、年齢、体質、基礎疾患などの特徴があります。インフルエンザ脳症は、特に乳幼児から学童期前半に多く、5歳未満、なかでも生後6~18か月で発症リスクが高いことが知られています。これは、脳や免疫の仕組み(体を守る働き)が未熟で、感染時の強い炎症反応の影響を受けやすいためです。
また、発熱時にけいれんを起こしたことがある子どもや、短時間に複数回のけいれんを起こしやすい体質では注意が必要です。さらに、もともと神経の病気がある子どもや、脂肪酸代謝異常症などの先天代謝異常(生まれつき体のエネルギーの使い方に問題がある病気)、肝臓や腎臓など複数の臓器に影響が出やすい基礎疾患がある場合は、重症化しやすいことがあります。自己免疫疾患など免疫の働きが乱れやすい体質や、特定の遺伝的背景が関与する例も報告されています。
一方で、これらの特徴がない健康な子どもでも発症することがあり、「特定の子だけがなる病気」ではありません。発熱時には日頃から様子をよく観察し、異変があれば早期受診につなげることが最も重要です。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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