インフルエンザ脳症ではどのような症状がありますか?
発熱後、数時間から1、2日以内に、意識障害やけいれんなどの重い神経症状が急激に現れます。
インフルエンザ脳症では、インフルエンザ発症後まもなく、意識障害やけいれんなどの神経症状が急激に現れます。
インフルエンザ脳症の多くは、高熱が出てから数時間から1、2日以内に発症し、反応が鈍い、ぼんやりする、会話が成り立たないといった意識障害(頭がはっきりしない状態)が主な症状です。けいれん(体がガクガク震える発作)は約半数にみられ、長く続く重積けいれん(止まりにくいけいれん発作)となることもあります。また、嘔吐やぐったりする様子、意味のない言動や興奮などの異常行動がみられる場合もあります。
重症例では、昏睡(深い意識障害)、呼吸や血圧の不安定化、ショック状態(命に関わる血圧低下)に急速に進行します。脳波検査では脳全体の働きの低下が、画像検査では脳のむくみなどが認められ、単なる熱性けいれん(発熱で一時的に起こる良性のけいれん)とは異なります。回復後も、知的発達の遅れや運動障害などの後遺症が残ることがあります。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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