インフルエンザ脳症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
発熱後にいつもと様子が異なり、反応や行動が明らかにおかしければ、速やかに受診してください。
インフルエンザ脳症が疑われる場合は、「いつもと違う様子」がみられた時点ですぐ医療機関を受診することが重要です。
本症では、発熱の高さそのものよりも、発熱後の行動や反応の変化が最も重要な危険サインになります。具体的には、呼びかけへの反応が鈍い、ぼんやりして目が合わない、会話がかみ合わない、急に興奮したり意味のない言動が出るといった意識障害(頭がはっきりしない状態)があれば、早期受診が必要です。
また、けいれん(体がガクガク震える発作)を起こした場合は、直ちに救急受診が必要です。特に、数分以上続く場合、繰り返す場合は注意が必要です。さらに、嘔吐を繰り返す、急にぐったりする、呼吸が苦しそう、顔色が悪いなどの全身状態の悪化も見逃してはいけません。特に5歳未満の子どもでは、インフルエンザ発症後1~2日以内にこれらの神経症状が出現した場合、速やかな医療評価と入院管理が勧められます。
「高熱があるが元気」という状態とは異なり、「高熱に加えて意識や行動の異常があること」が判断のポイントです。迷った場合は自宅で様子をみ続けず、早めに医療機関へ相談することが、重症化や後遺症を防ぐうえで極めて重要です。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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