インフルエンザ脳症の原因は何がありますか?
インフルエンザウイルス感染をきっかけに起こる免疫の過剰反応によって、脳がむくむことが主な原因です。
インフルエンザ脳症の主な原因は、インフルエンザ感染に伴う過剰な免疫反応にあります。
インフルエンザ脳症の原因は、インフルエンザウイルスそのものではなく、感染をきっかけに体の免疫反応が過剰に働くことにあります。本症では、インフルエンザ感染後、体内で炎症を伝える物質(サイトカイン=免疫の信号物質)が大量に放出される「サイトカインストーム」が起こり、血管の内側が傷つき、血液脳関門(血液と脳を隔てる壁)が壊れます。その結果、脳がむくむ(脳浮腫)だけでなく、神経細胞が傷害され、意識障害やけいれんが生じます。病理学的には、脳にウイルスが直接存在しないにもかかわらず、左右対称の視床や脳幹の壊死(組織が死んでしまうこと)が認められ、免疫反応による血管障害が主因であることが示されています。
この反応は、発熱後1~3日以内に起こることが多く、特に乳幼児では、免疫や脳の仕組みが未熟なため影響を受けやすいと考えられています。また、脂肪酸代謝異常症などの先天代謝異常(体のエネルギーの使い方の病気)や、ミトコンドリア機能の弱さといった体質があると、重症化しやすくなる場合があります。なお、解熱薬や抗インフルエンザ薬が直接の原因であるという科学的根拠はなく、現在は否定的に考えられています。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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