インフルエンザ脳症による異常行動にはどのようなものがありますか?
意味不明な言動や興奮など、意識障害による行動異常が起こります。
インフルエンザ脳症では、感染後に脳の働きが一時的に乱れ、せん妄(意識が混乱した状態)や神経精神症状として異常行動がみられることがあります。
インフルエンザ脳症による異常行動は、意識障害(頭がはっきりしない状態)の一部として、発熱後まもなく突然現れる行動の変化です。具体的には、意味のない言葉を繰り返す、会話が成り立たない、突然大声を出す、理由なく興奮したり泣き叫んだりする行動が代表的です。また、見えないものが見えるような言動(幻覚:実際には存在しないものを感じること)、家族が分からなくなる、急に走り出す・外へ飛び出そうとするなど、危険を伴う行動が起こることもあります。
これらは性格やしつけの問題ではなく、脳症による意識障害や急性せん妄が原因です。抗インフルエンザ薬の副作用と誤解されることがありますが、薬を使用していない場合でも脳症そのものによって異常行動は起こり得ます。多くは適切な治療により改善しますが、発熱後1~3日以内にこのような行動がみられた場合は、夜間でも速やかに医療機関を受診することが重要です。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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