デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは心不全になることがありますか?
はい、あります。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、心臓の筋肉が障害される「心筋症(しんきんしょう)」という病気を合併することがあり、その結果として「心不全(しんふぜん)」になることがあります。
心筋症になると、心臓がうまく血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。心筋の障害に対しては、心臓を守る薬を飲む治療が中心です。一度弱くなった心臓の働きは元に戻らないため、心不全が進行し、命に関わることもあります。
そのため、定期的に心臓の働きを調べ、心不全になる前から薬による治療を始めることが大切です。気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。
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新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
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