デュシェンヌ型筋ジストロフィーで幹細胞治療は受けられますか?
現在研究段階にあります。
2023年に、羊膜間葉系間質細胞という幹細胞の一種を使った、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する新しい治療法の効果が報告されました。研究では、マウスにこの細胞を繰り返し投与することで、長期間にわたり運動機能や心臓の働きを保つ効果が確認されました。
この治療法は、筋肉の炎症を抑える働きがあるとされ、病気の進行を遅らせる可能性があると期待されています。ただし、現在は研究段階であり、人への治療としてはまだ一般的に行われていません。今後の臨床試験や研究の進展により、実用化が進むことが期待されます。
治療の選択肢は、患者さんの状態によって異なるため、主治医とよく相談することが大切です。
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(参考文献)
川井充ほか.デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン.日本神経学会,https://www.neurology-jp.org/guidelinem/dmd.html(参照 2025-12-15)
松村剛.筋ジストロフィー(指定難病113).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4523(参照 2025-12-15)
小牧宏文,ほか.デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療の新時代:世界初のエクソン44スキップ薬『ブロギジルセン』が画期的なジストロフィン回復を実現.国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター National Center of Neurology and Psychiatry,https://www.ncnp.go.jp/topics/detail.php?@uid=BPMAsjF54PnvzkeX(参照 2025-12-15)
日本小児神経学会広報交流委員会QA部会. Q93:デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の新しい治療法について教えてください。 一般社団法人 日本小児神経学会, https://www.childneuro.jp/general/6573/(参照 2025-12-15)
岡田尚巳ほか.羊膜間葉系間質細胞を用いたデュシェンヌ型 筋ジストロフィーに対する新たな抗炎症細胞治療 ――長期運動機能の維持に期待――.東京大学医科学研究所,https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00260.html(参照 2025-12-15)
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新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
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