偽膜性腸炎の「偽膜」とはなんですか?
偽膜とは、腸の粘膜にできる黄色〜白色の膜で、壊れた粘膜の細胞・白血球・細菌・粘液などのかたまりです。
偽膜とは、腸の粘膜にできる黄色~白色の膜のような物質で、壊れた腸の細胞・白血球・粘液・細菌などが混ざり合って固まったものです。
偽膜性腸炎では、主にClostridioides difficile(クロストリジオイデス・ディフィシル)という菌が毒素を作り出し、腸の粘膜が損傷を受けます。その結果、強い炎症が起きて粘膜が剥がれ落ち、そこに白血球や粘液が付着して、偽膜が腸の表面に形成されるのです。
この偽膜は、内視鏡検査で直接確認されることもあり、診断の手がかりとなる特徴的な所見とされています。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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