卵巣がんは完治する病気ですか?
卵巣がんは完治することもありますが、患者さんの状態やがんの進行具合によっても異なります。
卵巣がんは完治することもありますが、再発率が高い悪性腫瘍のひとつとされています。
卵巣がんは初期に自覚症状を感じることは少ないことから、進行した状態で発見されることが多く、また早期のがんでも再発することが比較的多いとされています。
一般的な治療としては、まず手術を行い、できる限りがんを取り除き、その後、薬物療法が行われます。
治療後は、再発や転移、後遺症や合併症を早めに発見するために、検査等で経過観察が行われます。
一方で近年は分子標的薬などを用いた再発を抑えるための維持治療(PARP阻害剤など)が注目されており、今後卵巣がんに対する薬物治療の進展が期待されます。
なお、卵巣がんの5年生存率はおよそ以下の通りです。
- 病期I期:90%
- 病期II期:75%
- 病期III期:60%
- 病期IV期:25~30%
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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