胆道がんや胆管がんで抗がん剤が効かない場合、どうしたらいいですか?
原則的には、異なる種類の抗がん剤に切り替えます。
抗がん剤の治療は腫瘍を小さくし、今の体の状態を保ったまま過ごすことのできる時間を延ばすことが期待できます。
しかし、病気の性質上、いつかは病気が抗がん剤に対して耐性を獲得し、抗がん剤が効かなくなる時が必ず訪れます。抗がん剤が効かなくなった場合には、別の種類の抗がん剤に切り替えます。胆道がんに対して有効な抗がん剤の種類は多くないため、治療を変更する判断は慎重に行います。
どの治療であっても抗がん剤の副作用はそれなりにあり、基本的には、体力を削って病気を小さくする治療、と考えた方が良いでしょう。治療を続けている途中であっても、患者さんの体力がもう残されていないという場合には、抗がん剤治療を中止するという場合もあります。
有効な抗がん剤をすべて使って、最後の治療も効かなくなった場合には、どうするかは患者さんとの相談になります。
原則的には抗がん剤治療は中止して、痛みなどの体の辛い症状の治療に専念する「対症療法」に切り替えることをおすすめしていますが、大きな副作用が出ておらず、体力的に余裕がある場合には抗がん剤の治療を続けることもあります。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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