胆道がんや胆管がんで急変してしまうことはありますか?また、前兆はありますか?
胆道がんで治療中に、急変してしまうことがあります。
胆道がんの患者さんで容体が急変してしまう場合はあります。
病気の性質上急に体調が悪化する場合があり、胆道がんでは特に、病気の進行によって胆汁の通り道がふさがってしまい、「胆管炎」が起こることがあります。腹痛、発熱、黄疸の症状が出現し、直ちに内視鏡の処置、抗生剤の治療が必要な状況です。経過が早ければ数日で生命に危険が及ぶため、早期の治療を必要とします。
また、腫瘍から急速に出血して貧血、黄疸を来す「胆道出血」も危険な合併症です。貧血に加え胆管炎も同時に起こることがあり、入院での治療がすぐに必要となります。
これらの合併症は必ずしも前兆を来すとは限らず、突然に起こることもありますが、「右上腹部痛」「悪寒」「38度を超えるような発熱」などの症状は胆管炎の初期症状である可能性があるため、そのような場合には早めに病院を受診した方が良いでしょう。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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