IgG4関連疾患のセルフチェックはできますか?
ご自身がIgG4関連疾患かどうかを判断できるような「セルフチェックリスト」は、残念ながらありません。
この病気の初期症状は、他のさまざまな病気でもみられるような、はっきりしないものが多いため、ご自身でのセルフチェックで病気かどうかを判断するのは困難です。
診断には血液検査でIgG4の値を調べたり、CTなどの画像検査を行ったり、病変の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べたりといった、専門的な検査が必ず必要になります。
特定の症状があるだけで、自分でIgG4関連疾患だと判断することはできません。
ただし、「もしかしたら何か病気かもしれない」と気づくきっかけとなるような、 医療機関への受診を検討する目安となる症状はいくつかあります。
例えば、
- 体のどこかに、 痛みを伴わない腫れやしこりが続く(特に首、顔、お腹など)
- 原因が分からない 全身のだるさや疲れやすさが長く続く
- 理由がはっきりしない 体重の減少がある
- お腹の痛みはないのに、 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)が出た
- 健康診断などで、 膵臓や腎臓などに原因不明の異常を指摘された
これらの症状はIgG4関連疾患の可能性を示唆することもありますが、他の多くの病気でも起こりえます。
もし、上記のような気になる症状が続いたり、いくつか当てはまるものがあったりする場合は、ご自身で判断せずに、早めに医療機関を受診して相談することが最も大切です。
症状に合わせて、かかりつけ医や総合内科、あるいは消化器内科やリウマチ・膠原病内科などの専門医を受診することをおすすめします。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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