IgG4関連疾患の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

定期的な受診や、指示通りの服薬、感染症予防などが挙げられます。

解説

IgG4関連疾患は、うまく付き合っていく必要のある慢性的な病気です。治療によって症状が落ち着いても、再発することもあるため、日常生活でいくつか気をつける点があります。

  1. 指示通りに服薬する:ステロイド薬や免疫抑制薬など、医師から処方された薬は、量やタイミングを必ず守って飲みましょう。自己判断で中断したり、量を変更したりすると、病気が悪化したり、副作用が出やすくなったりすることがあります。
  2. 感染症の予防ステロイド薬や免疫抑制薬を使っていると、体の抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすくなることがあります。手洗いやうがいをしっかり行い、人混みを避けるなど、感染予防を心がけましょう。また、医師の指示のもと、適切なワクチン接種(予防接種)を行うことも重要です。
  3. 規則正しい生活と休息無理をせず、十分な睡眠をとることが大切です。疲れをためないようにしましょう。
  4. バランスの取れた食事栄養バランスのよい食事を心がけましょう。特にステロイド薬を使っている場合は、血糖値や体重の管理、骨を強くするためのカルシウム摂取なども意識するとよいでしょう。
  5. 適度な運動体調がよいときは、無理のない範囲で適度に体を動かすことも大切ですが、始める前に必ず医師に相談してください。
  6. 定期的な受診を続ける病気が落ち着いているときでも、定期的に病院を受診し、病気の状態や再発の兆候がないか、治療薬の副作用が出ていないかなどをチェックしてもらうことが非常に重要です。
  7. ストレスをため込まないストレスが病状に影響することもあります。自分なりのリラックス方法を見つけて、上手にストレスを解消しましょう。

これらの点に気をつけながら、病気と上手に付き合っていくことが、再発を防ぎ、健康な状態を保つために大切です。気になることや体調の変化があれば、すぐに担当の医師に相談しましょう。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 一般内科

平松 由布季 監修

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