慢性肝炎の場合、どのような食事が望ましいですか?
特別な制限は必要ありませんが、バランスの取れた食事を心がけましょう。
肝硬変の患者さんと異なり、慢性肝炎では、肝臓の機能は保たれています。そのため健康な方と比較して特別な食事の制限は必要ありません。
しかし、肝臓の負担を減らし、体全体の健康を保つためのバランスの取れた食事を心がけましょう。
具体的な推奨内容は以下の通りです。
- ビタミンとミネラルの摂取:
特にビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEは肝機能をサポートします。これらは野菜や果物、全粒穀物から摂取するのが理想的です。抗酸化作用のある食品(例えば、緑黄色野菜やベリー類)も肝臓の保護に役立ちます。
- 脂質の制限:
高脂肪の食事は肝臓に負担をかけ、脂肪肝を悪化させる可能性があります。揚げ物や高脂肪の加工食品を避け、オリーブオイルや魚に含まれる良質な脂肪を摂取するようにしましょう。
- 塩分の制限:
特に肝硬変のリスクがある場合、塩分を控えることで腹水やむくみのリスクを減らすことができます。加工食品や塩辛い調味料の使用を避けることが推奨されます。
- アルコールの禁止:
アルコールは肝臓へのダメージを悪化させるため、避けるべきでしょう。
全体的に、肝臓に負担をかけない食生活を心がけ、バランスの取れた栄養を摂ることが肝炎の進行を防ぐ助けとなります。
医師や栄養士と相談し、個別の状況に応じた食事療法を実施することが重要です。
公開日:
最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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