反応性低血糖で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
診断と原因のタイプを再確認し、食事の「質・量・順番」を徹底して見直すことが最も効果的です。
薬が効かないと感じる場合、まずは現在の対策が自分のタイプに合っているかを、再確認する必要があります。反応性低血糖には、一般的な食べ過ぎによるもののほか、糖尿病の初期段階や胃の手術後など、複数の原因が隠れていることがあるからです。
最も重要なのは、薬に頼る前に「食事の構造」を見直すことです。以下の3点を徹底するだけで、薬以上の効果が得られることがよくあります。
- 糖質の「質」を変える:白米や菓子パンを避け、玄米、豆類、野菜などの血糖値を上げにくい「低GI食品」を主役にします。
- 「量」を分割する:1回の糖質量が多いほど、反動の低血糖も強くなります。総量は変えずに、食事を1日4〜6回に分ける「少量頻回」が非常に有効です。
- 「順番」を守る:野菜やタンパク質を先に食べ、糖質を最後に回すことで、吸収を物理的に遅らせます。
これらを徹底しても改善しない場合は、家庭での測定誤差の可能性や、他の病気(ホルモン異常など)が隠れている可能性を考え、病院で精査が必要です。意識が遠のくなどの強い症状がある場合は、我慢せずに専門医(糖尿病内科・内分泌内科)に相談しましょう。
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(参考文献)
Younes R Younes et al. Proposed treatment strategy for reactive hypoglycaemia. Front Endocrinol (Lausanne). 2024, 15, 1332702.
Jonathan Hazlehurst et al. Society for Endocrinology guidelines for the diagnosis and management of post-bariatric hypoglycaemia. Endocr Connect. 2024, 13, e230285.
Emidio Scarpellini et al. International consensus on the diagnosis and management of dumping syndrome. Nat Rev Endocrinol. 2020, 16, 448–466.
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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