反応性低血糖の原因は何がありますか?
主な原因は、インスリンが遅れて過剰に出ること、胃の手術後の糖吸収の加速、糖尿病の初期段階などです。
反応性低血糖は、食後の「血糖値の上がり方」と「インスリンの効き方」のタイミングがズレることで起こります。主な原因は以下の4つに分けられます。
- インスリンの過剰反応:糖尿病の初期段階で見られるパターンです。食後の血糖上昇に対し、インスリンが遅れて、かつ多量に出てしまうため、食後2〜5時間で血糖が下がりすぎてしまいます。まれに、インスリンを出し続ける膵臓の腫瘍(インスリノーマ)が隠れていることもあります。
- 糖の吸収が速すぎる(ダンピング症候群):胃の切除手術を受けた方は、食べたものが急速に小腸へ流れ込みます。これにより血糖値が急上昇し、体が驚いて大量のインスリンを出すため、その反動で急激な低血糖を招きます。
- 血糖を上げる力の不足:本来、血糖が下がると副腎(コルチゾール分泌)や肝臓(グリコーゲンの分解)が働いて血糖を維持しますが、副腎不全や重い肝障害、あるいは空腹時のアルコール摂取などは、この「守る力」を弱めて低血糖を助長します。
- お薬の影響や特殊な病態:糖尿病の治療薬(SU薬など)が効きすぎている場合や、インスリンに対する自己免疫が関与する特殊なケース(インスリン自己免疫症候群)もあります。
原因によって、食事の工夫だけで改善する場合もあれば、隠れた病気の治療が必要な場合もあります。症状がいつ出るのか、手術歴や薬の有無などを整理して、専門医に相談することが重要です。
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(参考文献)
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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