強迫性障害の診断基準を教えてください。
頭から離れない考え(強迫観念)や、やめられない行動(強迫行為)で生活に支障が出ていること等です。
簡単に言うと、「自分でもおかしい、やりすぎだとわかっているけど、頭から離れない考え(強迫観念)が止まらず、それを打ち消すための行動(強迫行為)を繰り返してしまい、そのせいで時間も取られ、すごく苦しくて生活に困っている」状態が、強迫性障害の診断の目安になります。
強迫観念
「手が汚れている気がする」「何か悪いことが起こるのでは?」「物の配置がずれているのが許せない」といった考えが、自分では止めたいのに何度も頭に浮かんできて、とても不安になったり嫌な気持ちになったりすることです。
強迫行為
上のような強迫観念を打ち消したり、不安を和らげたりするために、やりすぎだとわかっていても止められない行動のことです。例えば、何度も手を洗う、ドアの鍵を何度も確認する、物をきっちり並べ直す、心の中で数を数える、などがあります。
これらの「強迫観念」や「強迫行為」に、毎日1時間以上など、たくさんの時間を使ってしまい、そのせいでとてもつらい気持ちになったり、仕事や学校、普段の生活(家事、友人関係など)がうまく送れなくなったりしている場合に、強迫性障害と診断されます。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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