強迫性障害が治るきっかけは?自然に治った例はある?完治する?
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強迫性障害の人が治るきっかけはどんなものがありますか?
強迫性障害の人が治るきっかけはどんなものがありますか?
薬物療法や認知行動療法といった専門家の治療を受けることが、治るきっかけとしては最も確実です。
治るきっかけとして最も可能性が高いものは、精神科医や臨床心理士などの専門家による適切な治療を受けることです。
例えば「曝露反応妨害法」という認知行動療法の一種などが効果的とされています。
これは、不安を感じる状況にあえて身を置き(曝露)、強迫行為を我慢する(反応妨害)練習を繰り返すことで、不安や強迫観念に慣れていく治療法です。また、抗うつ薬による薬物療法も有効な場合があります。
治療と並行して、ご本人が「よくなりたい」と強く思うことや、病気について正しく理解し、自分の症状と向き合おうとすることも大切なきっかけになります。
さらに、家族や友人など、周りの人が病気を理解し、焦らず温かくサポートすることも、ご本人が安心して治療に取り組むための大きな助けとなります。これらの要因が組み合わさることで、症状の改善につながることが多いです。
強迫性障害が自然に治った例はありますか?
強迫性障害が自然に治った例はありますか?
強迫性障害が自然に完全に治るケースは非常にまれです。
多くの場合、治療をせずにそのままにすると、症状が持続したり悪化することが多いとされています。
ただし、強迫症/強迫性障害は、引きこもったり生活リズムが乱れることで悪化しやすいと言われています。そのため、規則正しい生活や十分な睡眠、外出を心がけるなど生活習慣の改善により、症状が緩和する可能性があります。
現在治療を受けていない状況で、強迫観念(頭から離れない考え)や、強迫行為(繰り返しの行動)が無意味で過剰だとわかっていても止められず、苦痛を感じている場合は、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。
強迫性障害は完治しますか?
強迫性障害は完治しますか?
「完治」の捉え方によりますが、治療で大幅に改善し普通の生活を送れるようになることは十分可能です。
強迫性障害が「完治」するかどうかは、「完治」をどう考えるかによります。
もし、症状がまったくゼロになり、2度と現れない状態を「完治」と言うなら、強迫性障害においては難しいこともあります。これは、風邪のように原因となるウイルスを退治すれば治る、というタイプの病気とは少し異なるためです。
しかし、適切な治療を受けることで、多くの人が症状を大幅に改善させることができます。
治療の目標は、強迫観念(頭から離れない考え)や強迫行為(繰り返してしまう行動)にとらわれる時間を減らし、それによる苦痛を和らげ、学業や仕事、趣味、人付き合いなど、本来やりたいことにエネルギーを使えるようにすることです。
抗うつ薬による薬物療法や、認知行動療法などによって、症状がほとんど気にならないレベルまでよくなる「寛解(かんかい)」という状態を目指すことは十分に可能です。寛解に至れば、日常生活や社会生活を大きな支障なく送れるようになります。
ただし、ストレスなどがきっかけで症状が一時的にぶり返す(再発する)可能性はあります。そのため、治療が終わったあとも、治療で身につけた対処法を続けたり、調子が悪いと感じたら早めに主治医に相談したりすることが大切です。
病気が「なくなる」というより、「症状とうまく付き合えるようになる」「症状に振り回されずに生活できるようになる」というイメージを持つとよいでしょう。
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こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
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