黄色ブドウ球菌感染症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

手洗いや傷の清潔保持、他人との接触を避けることが重要です。

解説

黄色ブドウ球菌は、健康な人の皮膚や鼻腔などにも常在している細菌です。

通常は無害ですが、皮膚の傷や体調不良などにより体の抵抗力が弱まると、感染症を引き起こすことがあります。特に、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある方は注意が必要です。

黄色ブドウ球菌感染症を予防するためには、日常生活で以下のような点に気をつけることが重要です。

  • 手洗いを徹底する:石けんと流水を用いて、こまめに手を洗いましょう。特に、傷口や患部に触れたあと、食事の前、トイレのあとなどは、必ず手を洗ってください
  • 傷口や患部を清潔に保つ:傷口や患部は、よく水道水などで洗浄し、清潔なガーゼや絆創膏で覆いましょう
  • 患部を触らない:患部を触ると、細菌が他の部位や他人に広がる可能性があります。かゆみがある場合でも、できるだけ患部を触らないようにしましょう
  • 十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がける:十分な睡眠とバランスの取れた食事は、体の免疫力を高め、感染症の予防につながります
  • 体調不良時は無理をしない:体調が悪い時は、黄色ブドウ球菌に感染しやすくなります。発熱倦怠感などの症状がある場合は、無理をせず、十分な休息を取りましょう。


黄色ブドウ球菌感染症は、多くの場合、適切な治療によって治癒します。しかし、重症化すると、敗血症肺炎などの合併症を引き起こす可能性があります。日常生活での注意点を守り、感染症を予防することが重要です。

万が一、症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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黄色ブドウ球菌感染症

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