黄色ブドウ球菌で皮膚にどんな症状が出る?皮膚感染の原因は?殺菌方法は?

監修医師本間 雄貴一般内科 / 富士在宅診療所

黄色ブドウ球菌感染症について、特に知りたいことは何ですか?

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黄色ブドウ球菌感染症は皮膚にどのような症状が起こりますか?

とびひ(伝染性膿痂疹)、せつ、毛のう炎などを引き起こします。

黄色ブドウ球菌が皮膚に感染すると、さまざまな症状が現れます。

代表的なものに「とびひ(伝染性膿痂疹)」があり、水ぶくれができ、それが破れてじゅくじゅくし、かさぶたができたり、体のあちこちに広がります。

また、毛穴の奥が感染して赤く腫れ、膿を持つ「おでき(毛のう炎)」や、それが悪化して硬く腫れ上がり強い痛みを伴う「せつ」、さらに複数のせつが集まった「よう」なども引き起こします。

これらの皮膚感染症では、患部が赤くなる、熱を持つ、腫れる、痛むといった炎症の兆候がみられ、膿が出ることもあります。

軽い症状にみえても、放置すると菌が血液に入り込んで全身に広がる危険性もあるため、早めの対処が必要です。

黄色ブドウ球菌の殺菌方法を教えてください。

調理器具の十分な洗浄、手洗い、アルコール消毒などをしっかり行えば、感染を予防することが可能です。

黄色ブドウ球菌自体は熱に比較的弱いですが、この菌が食べ物のなかで増殖するときに排出するエンテロトキシンという毒素は、100℃で20分以上加熱しても分解されません。

しかし、調理器具の十分な洗浄、手洗い、アルコール消毒を徹底するなどをしっかり行えば、黄色ブドウ球菌の数を減らし、感染を予防することが可能です。

その他にも、感染予防の観点からは、調理の際には、マスクや帽子を着用したり、できあがった食品は、なるべく早く食べたり、食品は10℃以下で保存し、長時間、室温で放置しないようにしたりすることも有効です。

黄色ブドウ球菌感染症の主な皮膚感染の原因はなんですか?

主な原因は、皮膚が本来持っている体を守る力(バリア機能)が低下することです。

黄色ブドウ球菌による皮膚感染症が起こる主な原因は、皮膚が本来持っている体を守る力(バリア機能)が低下することです。

例えば、切り傷、すり傷、やけど、虫刺され、アトピー性皮膚炎などで皮膚に傷や炎症があると、そこが菌の侵入口となってしまいます。

また、手を清潔に保たない、汗をかいたままにする、汚れた衣類を身につけるといった不衛生な状態も、菌が増殖しやすくなるため、原因となります。

さらに、風邪をひいている、疲れている、寝不足、ストレスが多いなど、体全体の抵抗力(免疫力)が落ちているときも、普段なら抑え込めるはずの菌に感染しやすくなります。

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富士在宅診療所 一般内科

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