黄色ブドウ球菌感染症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
高熱、数日経っても症状が改善しない、食事が困難になった場合などは病院を受診してください。
黄色ブドウ球菌感染症が疑われる場合の病院受診目安ですが、以下の症状がある場合は、速やかに病院を受診してください。
- 高熱(38度以上)や悪寒を伴う場合: 感染症が全身に広がっている可能性があります。敗血症などの重篤な合併症を引き起こすリスクがあるため、緊急の医療介入が必要です
- 皮膚の感染部位が急速に拡大したり、赤く腫れあがったり、強い痛みを伴う場合: 蜂窩織炎など、より深刻な皮膚感染症に進展している可能性があります。早期の治療が必要となります
- 膿が出ている場合: 感染が重症化している兆候です。抗菌薬による治療、場合により外科的処置が必要になります
- 食事や水分が摂取できない場合: 全身性の感染症に進行している可能性があります
- 市販薬を使用しても症状が改善しない場合、あるいは悪化する傾向にある場合: 自己判断で治療を続けることは危険です。医師の診察を受け、適切な治療を受けるべきです
- 糖尿病、免疫不全などの基礎疾患がある場合: 感染症が重症化しやすいリスクが高いため、早めに受診することが重要です
特に、乳幼児や高齢者は重症化しやすいので、注意が必要です。
上記はあくまで目安であり、少しでも不安な場合は、自己判断せずに医療機関に相談することをおすすめします。早期診断と適切な治療が、重症化を防ぐ鍵となります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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