多剤耐性結核の余命はどれくらいですか?
多剤耐性結核の余命は、患者さんに病状などにより異なります。
多剤耐性結核の余命は、患者さんの病状、治療開始のタイミング、使用できる薬剤の有無、全身の健康状態などにより大きく異なります。
適切な治療を受けた場合、完治または長期的な管理が可能なケースもありますが、治療が困難な場合や重症化した場合は、生命に関わることもあります。
厚生労働省の報告(2021年新規登録患者50例・2023年末時点)では、治療成功率は62.0%、死亡率は16.0%、治療継続中は12.0%と報告されています。
また、WHOの報告(2023年)では、多剤耐性結核による世界の死亡者数は15万人とされています。
治療が適切に行われなかった場合や、極めて重症化した場合は、肺機能の低下や全身の合併症により、数年以内に死亡するリスクが高まります。
特に、耐性が強く有効な治療法がない場合や、他の臓器にも転移(骨、脳など)した場合は、予後が厳しくなる傾向があります。
多剤耐性結核は、適切な治療を受けることで克服できる可能性がある病気です。早期診断・専門的な治療を受けることが、生存率向上につながります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
厚生労働省.“厚生労働省 2023年 結核登録者情報調査年報集計結果について”..https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001295037.pdf,(参照 2025-03-11).
Dean A.S.,et al.1.3 Drug-resistant TB.World Health Organization,https://www.who.int/teams/global-tuberculosis-programme/tb-reports/global-tuberculosis-report-2024/tb-disease-burden/1-3-drug-resistant-tb(参照 2025-03-11)
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