多剤耐性結核の場合、日常生活で気を付けることはありますか？

多剤耐性結核と診断された場合、治療と感染予防のために以下の行動を心がけましょう。

服薬指示の遵守

多剤耐性結核の治療は長期にわたり、症状が改善しても治癒しているとは限りません。自己判断で薬を中断すると、耐性菌が増殖し治療がさらに困難になります。必ず医師の指示通り服薬を続け、アラームなどで服薬スケジュールを管理しましょう。

禁酒

アルコールは治療薬の効果を妨げ、肝臓に負担をかけ副作用が出やすくなるため、治療中は禁酒しましょう。

禁煙

喫煙は肺に負担をかけ、治療を妨げる可能性があるため、禁煙することが重要です。

部屋の換気

結核菌は閉鎖空間で拡散しやすいため、部屋の換気を頻繁に行い、空気清浄機の使用も検討してください。

外出の自粛

感染力が高いため、医師の許可が出るまでは外出や仕事、学校への出席を控えましょう。

自宅での隔離

家族との接触を減らし、可能であれば寝室を別にすることをおすすめします。

マスクの使用

同じ空間で過ごす際は必ずマスクを着用し、咳やくしゃみで使ったティッシュは密閉袋に入れて処分してください。

これらの注意を守り、何か気になることがあれば主治医に相談しましょう。