多剤耐性結核菌とはなんですか?
複数の主要な抗結核薬に対して耐性を持つ結核菌を指します。
多剤耐性結核菌は、結核菌の中でもイソニアジドとリファンピシンという2種類の主要な抗結核薬に対して耐性を持つ菌を指します。
これらの薬は通常の結核治療の中心となるため、多剤耐性結核菌に感染すると、標準的な治療が効かず、治療が難しくなります。
多剤耐性結核は、結核の不適切な治療や治療の中断が原因で発生することが多く、特に治療を途中でやめてしまった場合、耐性菌が生じる可能性が高まります。
また、多剤耐性結核菌に感染した患者さんから他者に感染することで、最初から耐性を持つ結核菌に感染するケースもあります。
この病気の治療には、通常の結核治療とは異なる二次抗結核薬と呼ばれる特別な薬剤を使用し、治療期間も長くなります。
従来は18ヶ月以上の治療が標準とされていましたが、最近では9~11ヶ月の短期治療の有効性も報告されており、WHOでも推奨されています。
多剤耐性結核がさらに進行し、フルオロキノロンや二次抗結核薬にも耐性を持つと、超多剤耐性結核と呼ばれる状態になります。
超多剤耐性結核は治療がさらに困難になり、より強力な薬剤を用いた治療が必要になります。
多剤耐性結核は、放置すると生命を脅かす病気ですが、早期発見と適切な治療によって克服することが可能です。
治療が難しく、長期間の服薬が必要となるため、専門的な医療機関での継続的な治療が不可欠です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
多剤耐性結核
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ