HER2陽性肺がんが再燃した場合の治療法はありますか?

HER2遺伝子変異陽性肺がんが再燃した場合は、トラスツズマブ デルクステカン(T-Dxd)が推奨されています。

解説

HER2遺伝子に変異がある非小細胞肺がん(NSCLC)の治療において、一度効果があった治療のあと、病気が再び悪化したり、広がったりすることを「再燃」と呼びます。このような再燃、あるいは治療後に進行・再発した非小細胞肺がんの場合の治療法として、トラスツズマブ デルクステカン(T-Dxd)という薬が推奨されています。

T-Dxdは、抗体薬物複合体(ADC)と呼ばれるタイプの薬で、HER2タンパク質に結合する抗体と、がん細胞を殺す薬を結合させたものです。この薬は、「がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して、日本で2023年8月に承認されており、二次治療以降の標準治療として位置づけられています。

T-Dxdの臨床試験では、治療後に病気が再燃した患者さんに対しても、高い奏効率(がんが縮小する割合)や病勢コントロール率(がんが悪化しない割合)を示すことが確認されています。

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公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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