「接合菌症」とはどのような病気ですか?
接合菌症は、免疫低下者に発生しやすい接合菌と呼ばれるカビによる重篤な真菌感染症です。
接合菌症は、接合菌と呼ばれるカビが原因で発生する真菌感染症です。接合菌症はまれであり、主に免疫機能が低下している患者さんに発生します。
特に以下の方のリスクが高いとされています。
- 糖尿病
- 造血幹細胞移植や臓器移植後
- 長期間のステロイド使用者
この感染症は、鼻腔や副鼻腔、肺、消化管、皮膚などに発生しやすく、時には脳や他の臓器に広がることもあります。
初期症状は部位により異なります。例えば副鼻腔に感染すると、顔面の腫れや痛み、鼻血、視力障害などが見られます。肺に感染した場合は、発熱、咳、呼吸困難などが現れることがあります。
接合菌症は非常に進行が速く、適切な治療が遅れると致命的になることがあります。治療には抗真菌薬が使用されますが、感染部位の外科的切除が必要となる場合もあります。
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最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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接合菌症の原因は何がありますか?
接合菌症の原因は、免疫低下時に発症するカビ感染が主な原因です。
接合菌症ではどのような症状がありますか?
接合菌症の症状は感染部位に応じて異なりますが、鼻詰まり、顔面痛、咳、呼吸困難、皮膚壊死などがあります。
接合菌症には初期症状はありますか?
接合菌症の初期症状は感染部位に応じて異なりますが、鼻詰まり、顔面痛、咳、発赤などが特徴です。
接合菌症の場合、主にどのような治療をしますか?
接合菌症は、外科的切除とアムホテリシンBという抗真菌薬で主に治療します。
接合菌症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
接合菌症が疑われる場合、症状に応じて感染症内科、耳鼻咽喉科、呼吸器内科、皮膚科などを受診します。
接合菌症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
免疫抑制状態の方でなんらかの症状のある方、顔面や鼻の異常、呼吸器症状、皮膚の異常のある方は受診が勧められます。
接合菌症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
接合菌症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
接合菌症は主にアムホテリシンBで治療し、副作用は腎障害などです。
接合菌症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
接合菌症で薬が効かない場合、外科的切除や薬剤変更を検討します。
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