細菌性気管支炎の場合、主にどのような治療をしますか?
原因微生物と基礎疾患の有無により異なりますが、抗菌薬(抗生物質)の使用を検討します。
急性気管支炎の治療方針は、細菌感染の頻度や基礎疾患の悪化リスクを考慮し、基礎疾患の有無によって分けて考えます。
1. 基礎疾患がない、または軽微な場合
原因微生物の大半はウイルスであるため、抗菌薬の投与は推奨されません。ただし、百日咳やマイコプラズマなど、特定の細菌感染が強く疑われたり、診断されたりした場合は、マクロライド系抗菌薬の投与が検討されます。
2. 慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある場合
特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)のように、呼吸器感染症をきっかけに症状が悪化することが知られている疾患がある場合、細菌感染による増悪を考慮し、抗菌薬の投与が推奨されます。この場合の細菌性気管支炎の治療薬の選択は、市中肺炎に準じた治療を行うことになります。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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Creer DD, Dilworth JP, Gillespie SH, et al. Aetiological role of viral and bacterial infections in acute adult lower respiratory tract infection(LRTI) in primary care. Thorax. 2006, 61, 75-9.
MacKay DN. Treatment of acute bronchitis in adults without underlying lung disease. J Gen Intern Med. 1996, 11, 557-62.
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