非アルコール性脂肪肝が疑われる場合、どのような検査を行いますか？
血液検査、エコー検査に加え、必要に応じてCT、肝生検などを行います。
非アルコール性脂肪肝が疑われる場合、血液検査、エコー検査に加え、必要に応じてCT、肝生検などを行います。非アルコール性脂肪肝でまず大切な検査が、お腹のエコー検査です。エコーで肝臓に脂肪が蓄積しているかを判断することができます。次に、血液検査も大切です。非アルコール性脂肪肝は、肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病と密接に関わっています。
そのため、コレステロールや血糖といった血液検査で分かる項目は必ず確認する必要があります。そのほかに、ウイルス肝炎など、肝障害を引き起こす他の要因がないかも調べます。そのほかに、CTやMRIなどでも脂肪肝は確かめることができるため、必要に応じて行う場合があります。肝生検と言って、皮膚に針を刺して細胞を取ってくる検査でも脂肪肝の詳細な評価が可能ですが、身体への負担もあるため、行うかどうかは患者さんの状況に応じて判断します。
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(参考文献)
日本消化器病学会・日本肝臓学会.“NAFLD/NASHガイドライン2020（改訂第2版）”..https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/nafldnash20202re.pdf,(参照 2025-12-12).
Mile Janevski et al.“The effect of cocoa supplementation on hepatic steatosis, reactive oxygen species and LFABP in a rat model of NASH”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22081873/,(参照 2025-12-12).
Arun J Sanyal et al.“Pioglitazone, vitamin E, or placebo for nonalcoholic steatohepatitis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20427778/,(参照 2025-12-12).
Zuanji Liang et al.“Efficacy and safety of traditional Chinese medicines for non-alcoholic fatty liver disease: a systematic literature review of randomized controlled trials”..https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33430929/,(参照 2025-12-12).
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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