肥満のある2型糖尿病では、脂肪肝の検査を受けたほうがよいですか?
腹部超音波検査と肝機能検査を行うことが提案されています。
糖尿病と脂肪肝は深く関係しているため、肥満を伴う2型糖尿病では、脂肪肝の有無や肝臓の状態を調べることがすすめられています。
どのような検査を受けるか
「糖尿病診療ガイドライン2024」では、肥満を伴う2型糖尿病の患者さんに、腹部超音波検査と肝機能検査を行うことが提案されています。
腹部超音波検査では、肝臓に脂肪がたまっていないかを画像で確認します。肝機能検査では、ASTやALTなどの血液中の値を調べ、肝臓に障害がないかを確認します。
なぜ検査が必要か
2型糖尿病は脂肪性肝疾患と深く関係しています。「糖尿病診療ガイドライン2024」では、糖尿病患者の約55%に非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、約37%に非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があると推定されています。
脂肪肝の一部では肝臓の線維化が進み、肝硬変や肝がんにつながることがあるため、早めに見つけることが大切です。
症状がなくても検査を受けたほうがよいか
脂肪肝は、症状がないまま進むことも少なくありません。そのため、症状がないからといって肝臓に問題がないとは限りません。糖尿病で通院している方や、健康診断で肝機能の異常を指摘された方は、必要な検査について医師に相談しましょう。
非アルコール性脂肪肝について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
日本消化器病学会・日本肝臓学会. MASLD診療ガイドライン2026(改訂第3版)-代謝機能障害関連脂肪性疾患-[旧 NAFLD/NASH診療ガイドライン]. 南江堂. 2026.
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成城内科 消化器科
重松 秀 監修
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