急性胆嚢炎で胃に胆汁が溜まることはありますか?
ありますが、胆嚢炎に特徴的な症状ではありません。
急性胆嚢炎で胃に胆汁が溜まることはあります。
胆嚢炎を含めた急性腹症と呼ばれる分類の病気では、お腹の内臓のいずれかに強い炎症や虚血といった危機的な状況が生じ、強い腹痛を伴います。
そのような状況では、お腹の臓器を動かす神経が過剰に刺激され、嘔吐の症状も伴う場合が多いです。
嘔吐があると、本来十二指腸から出ていく胆汁が胃、食道へと逆流するため、急性胆嚢炎で胃に胆汁が溜まるということはありえます。
しかし、このような状況は急性胆嚢炎に限らず、他の急性腹症でも起こるため、この病気に特徴的な症状というわけではありません。
急性胆嚢炎に特徴的なのは、食後の右上腹部痛で、発熱を伴います。
診断は症状だけでなく血液検査、画像検査等が必要となるため、これらの症状があれば消化器科への受診を検討しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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