腎血管筋脂肪腫のセルフチェックはできますか？

腎血管筋脂肪腫（AML）自体に決まったセルフチェックはありませんが、AMLが大きい場合は症状をきたすことがあるので、以下の症状に気づいた場合は、泌尿器科への受診が必要です。

• 痛み：脇腹や腰背部の痛み（側腹部痛、腰背部痛）
• しこり：腹部に触れる腫瘤・しこり（触知可能な腫瘤）
• 血尿：尿に血が混じる
• その他の症状：便秘、血圧の上昇

AMLは良性腫瘍であり、約半数は症状がない状態で診断されるほど、多くの場合は無症状で、検診のエコー検査や他の病気の検査（CT検査やMRI検査）の際に偶然発見されます。

ただし、腫瘍が大きくなったり、腫瘍の中の血管から出血したりすることで、上記のような体調の変化や症状が現れることはあります。

特にAMLの最も重篤な合併症は、腫瘍の中の血管の異常による出血です。腫瘍からの大出血（後腹膜出血）が起こると、激しい痛みとともに、生命を脅かす状態（ショック）に至る可能性があるため、このような緊急性の高い症状が出た場合は、ただちに医療機関を受診しなければなりません。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、腎血管筋脂肪腫かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。