悪性リンパ腫に診断基準はありますか?
悪性リンパ腫の確定診断には必要な検査があります。腫れているリンパ節などの組織の一部を採取する「生検」を行い、細胞の特徴などから診断されます。
悪性リンパ腫の診断には必要な検査があり、結果に基づいて確定診断がなされます。さらに、世界保健機関(WHO)で定められた診断分類があり、治療方針はこの分類を元に決定されています。
以下に診断の一般的なプロセスを示します。
生検
症状、身体所見、血液検査や画像検査から悪性リンパ腫を含むがんの疑いが生じた場合、腫れたリンパ節などの組織から生検を実施し「病理検査」を行います。
病理検査
病理検査では、顕微鏡を用いて採取した組織や細胞の特徴を調べ、リンパ球由来の細胞ががん化しているかを確認します。これにより悪性リンパ腫と診断されます。
細胞の遺伝子や染色体を分析
さらに、悪性リンパ腫のタイプを特定するため、細胞の遺伝子や染色体を分析し、WHO分類に基づいて詳細な診断を行います。
この一連のプロセスにより、正確なタイプの特定と個別の治療計画を策定することが可能です。
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
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