膿胸が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
呼吸器内科または呼吸器外科を受診しましょう。
膿胸は肺や胸膜の感染症が原因であることが多いため、呼吸器を専門とする科が診断と治療の中心となります。
呼吸器内科
主に、原因となる肺炎などの感染症の治療(抗菌薬投与など)や、胸腔に管を入れて膿を排出する「胸腔ドレナージ」などの内科的治療を行います。
呼吸器外科
内科的治療で改善しない場合や、膿が固まってしまっている場合などに、手術(胸腔鏡手術など)による治療を行います。
多くの場合は、まず呼吸器内科で診断を受け、治療方針を決定します。手術が必要と判断された場合に、呼吸器外科へ紹介されるのが一般的な流れです。お近くに呼吸器専門のクリニックや病院があれば、そちらを受診するのが最もスムーズです。近くに専門科がない場合にはかかりつけ医や近くの内科、総合病院の一般内科でも構いません。胸部X線検査や血液検査などで膿胸が疑われれば、専門の医療機関を紹介してもらえます。
また、38度以上の高熱が続く、呼吸が苦しい、胸の痛みが強い、ぐったりして意識がはっきりしないなどの症状が急激に現れたり、重症であったりする場合は、緊急を要する可能性があります。夜間や休日であっても、ためらわずに救急外来を受診するか、救急車(119番)を呼んでください。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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