高齢者の膿胸で注意すべき点はありますか？
高齢者（65歳以上）は、膿胸を発症するリスクが高まることが知られています。
年齢が65歳以上であることは、肺炎随伴性胸水（膿胸の前段階や膿胸そのもの）が発生するリスク因子の一つとして挙げられます。
高齢者の方は、免疫機能の低下や、肺炎などの感染症にかかるリスクが高くなる傾向があるため、膿胸のリスクも相対的に高まると考えられます。
そのため、高齢者で肺炎の症状が見られる場合や、肺炎治療中に症状が改善しない場合は、膿胸の可能性も考慮して慎重に経過を観察し、必要に応じて詳しい検査を行うことが重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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