家族性アミロイドポリニューロパチーの末期症状はどのようなものがありますか?
寝たきりになり、腎不全・心不全・感染症などが起こります。
家族性アミロイドポリニューロパチーが進行すると、寝たきりになり、腎不全や心不全、感染症を繰り返しやすくなります。
末梢神経障害が進行すると、自律神経障害の進行による排尿障害、全感覚の障害、筋萎縮や筋力低下が起こります。排尿障害が起こると、尿路感染症を起こしやすくなります。尿路感染症を繰り返すと、腎機能の悪化や腎不全の原因となります。
また、感覚・運動神経障害により、自分で動くことは難しくなり、寝たきりの状態になります。
消化器症状が進行すると、下痢が続き、栄養がうまく吸収できなくなるうえ、吐き気と嘔吐も起こすようになり、食事の摂取が難しくなります。
循環器系の障害が進行すると、不整脈、心不全、起立性低血圧が起こります。目の症状が進行すると、緑内障を起こし失明に至ることもあります。
また、末梢の循環が悪くなることから、褥瘡ができやすいのも特徴です。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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