神経障害性疼痛とはなんですか?
痛みを伝える神経が傷ついたことによって起こる痛みです。
神経障害性疼痛とは、神経系が傷つくことによって引き起こされる痛みの一種です。
人間の神経系は、中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(それ以外の全身の神経)から成り立っています。全身の各所で痛みの刺激が発生すると、末梢神経が痛みの信号を伝達し、中枢神経がこれを認知することで「痛い」と感じます。このどちらかが傷害を受けると、痛みの刺激がない(もしくは痛みを感じるほどの刺激ではない)にもかかわらず、痛みの信号を伝え、認知してしまうことで痛みを感じます。
痛みの質も特徴的で、例えば、焼けるような痛み、電撃のような痛み、しびれ感、ピリピリする感覚、冷たさや熱さを感じる痛みなどがあります。また、軽い刺激に対しても過剰に痛みを感じる(過敏症)ことがあります。
神経障害性疼痛の原因は多岐にわたりますが、代表的なものには以下のようなものがあります。
治療法には、薬物療法、リハビリテーション、神経ブロック、電気刺激療法、心理療法などがあります。しかし、神経障害性疼痛は治療が難しいことが多く、完全に痛みを取り除くことができないことも多いです。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
慢性疼痛
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。