心因性疼痛とはどんな痛みですか?
ストレスや過剰に痛みを怖がることによって起こる痛みです。
心因性疼痛とは、身体的な怪我や病変によるものではなく、ストレス、不安、うつ病などが原因となる痛みです。
心因性疼痛は、以下のような特徴を持っています。
心因性疼痛の主な特徴
身体的原因だけでは説明がつかない、もしくは身体的原因が全く見つからない
血液検査、画像診断(X線・MRIなど)、神経生理学的検査などを行っても、痛みの身体的な原因が見つからないことが多いです。
心理的な要因が関連している
痛みの感じ方などに、ストレス、不安、恐怖、抑うつ、過去のトラウマといった心理的な問題が関連していることがあります。ただし、本人には自覚がないこともあります。
個人差が大きい
痛みの強さ、種類、持続時間などが個々の患者さんで大きく異なることがあります。
心因性疼痛の診断は、他の身体的な原因を除外した上で、患者さんの心理的な背景を詳しく評価することによって行われます。治療は、単に痛みを和らげる薬を処方するだけではなく、心理療法やカウンセリング、ストレス管理技術の学習、リラクゼーション技術(瞑想や深呼吸など)など、患者さんの心理的な側面にも焦点を当てたアプローチが必要です。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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