慢性疼痛が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
痛みが続く場合、かかりつけの病院や、関節等の痛みは整形外科、神経痛は神経内科など、痛みと関連する診療科を受診しましょう。
痛みの原因が分かっている場合、まずはかかっている(かかっていた)病院やその病気に関連する診療科で相談するとスムーズです。痛みの状況によってペインクリニックや精神科・心療内科などと連携して治療にあたります。
原因がわからない痛みでお困りの場合は、以下を参考に関連のありそうな診療科や、ペインクリニックなどを選んでください。
受診の目安は、痛みが3ヶ月以上続いたり、病気・怪我が治ったと考えられるのに痛みが続いたりする場合です。ただし、長引くほどに治療も難渋することも多いため、目安にはこだわらず、痛みがつらい場合は我慢せず早めに受診しましょう。
受診すべき診療科と痛みの例は、以下の通りです。
受診すべき診療科と痛みの例
整形外科
脳神経内科/脳神経外科
神経痛や帯状疱疹後神経痛、頭痛など、神経に関連する痛み
(ただし、頭痛の場合は「頭痛外来」など頭痛を専門にした外来がお勧めです)
リウマチ科
手指の関節の痛み、腫れや朝のこわばりなどがある場合
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
慢性疼痛治療ガイドライン作成ワーキンググループ. 慢性疼痛治療ガイドライン. 真興交易 医書出版部. 2018
厚生労働省. 今後の慢性の痛み対策について(提言). 厚生労働省. 2010
日本ペインクリニック学会.“神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版”.日本ペインクリニック学会.https://www.jspc.gr.jp/Contents/public/kaiin_guideline06.html,(参照 2024-03-07).
慢性の痛み情報センター.“慢性の痛みでお悩みの皆様へ”.慢性の痛み情報センター.https://itami-net.or.jp/,(参照 2024-03-07).
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