血友病のあざ(内出血)に痛みがある時はどうしたらいいですか?
血友病で出血部位の痛みの対応は、早期の補充療法、出血部位の冷却・安静、薬物による疼痛治療です。
血友病で、出血部位の痛みがある場合の対処方法としては、早期の補充療法、出血部位の冷却・安静、薬剤による疼痛ケアがあげられます。
早期の補充療法
不足または欠乏している血液凝固因子を注射で補う補充療法で、早めに出血を行うことで、出血後の激しい痛みを回避できる可能性があります。
出血部位の冷却・安静
出血部位を冷却し、安静にすることは痛みを和らげる上で重要となります。状況に応じて、三角巾や松葉杖、氷嚢などが痛みを和らげる目的で用いられます。
薬物による疼痛治療
血小板凝集抑制作用のないアセトアミノフェンや、同作用の少ない非ステロイド系消炎鎮痛剤、同作用のないCOX-2選択的阻害剤が用いられる場合があります。
それぞれ、副作用や効果の違いなどがありますので、お薬を使用する場合は主治医と相談してください。
痛みが出た場合の対応については、事前に主治医にご相談いただいておくことをおすすめします。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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