血友病の患者さんが旅行する際の注意点はなんですか?
製剤や診断書を携行し、出血時対応と現地医療情報を事前に準備します。
血友病患者さんが旅行する際は、出血時の迅速な対応が可能となるよう、滞在期間に応じた製剤(定期補充+頓用2~3回分)や注射器、駆血帯、廃棄容器などを必ず携行しましょう。
航空機利用時は、製剤は手荷物として持ち込むのが安全です。航空会社によっては、事前登録や診断書の提示が必要な場合があるため、主治医に診断書(英語または現地語)を依頼し、身につけて携行すると安心です。
海外では医療制度や言語の壁により、対応が遅れることがあるため、自己対応可能な体制を整え、現地の血友病診療施設の情報も事前に把握しておくことが重要です。
万一自分で注射ができない事態に備え、製剤の添付文書や使用手順を英語で準備しておくと、医療機関での対応がスムーズになります。
滞在先で製剤が不足する可能性も考慮し、信頼できる方法での補充手段も検討しておきましょう。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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