女性で血が止まりにくい場合、血友病や他の病気の可能性がありますか?
女性が発症する出血性疾患としては、ヴォン・ヴィレブランド病や特発性血小板減少性紫斑病があげられます。
女性で発症する出血性の病気として、例えば遺伝性ではvon Willebrand(フォン・ヴィレブランド)病、遺伝性ではないものとしては特発性血小板減少性紫斑病があげられます。
フォン・ヴィレブランド(von Willebrand)病は、フォン・ヴィレブランド因子という止血に関係するたんぱく質の量が少なかったり、働きに障害があるために血が止まりにくくなる病気です。男女に関係なく発症する病気で、女性の遺伝性の出血性疾患の中では最多です。
子供の時から鼻出血や軽い傷でも出血がみられたり、月経過多が認められます。また、特発性血小板減少性紫斑病は後天性の病気で、明らかな原因がなく血小板が減少し、出血しやすくなる病気です。20~40歳代の女性に発症が多いとされています。
一方、遺伝性疾患である血友病の発症は男性のみで、女性は保因者とはなりますが原則発症はしません。
このほかにも出血傾向を来たす病気や状態はあり、正確な診断には診察や詳しい検査が必要です。気になる症状がある場合には、医療機関の受診をご検討ください。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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