膜性増殖性糸球体腎炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
原因となっている病気の治療を行います。C3腎症などではステロイド等を用いた治療が行われますが、感染症に罹りやすくなるなどの副作用があります。
膜性増殖性糸球体腎炎は病理学的な診断名であり、その背景には原因となる病気があります。そのような二次性のものはその病気の治療を行います。原因となる病気にどのようなものがあるかは「膜性増殖性糸球体腎炎の原因は何がありますか?」をご参照ください。
C3腎症など補体異常によって起こるものや、 原因が明らかでない特発性(一次性)の場合には、ステロイド療法や免疫抑制薬を用いた治療が行われることがあります。C3腎症に対しては、海外では抗補体薬などの選択肢もあります。詳しくは、Ubie 病気のQ&Aの「C3腎症」のページもご参照ください。
ステロイドの副作用は、投与量や投与期間によって現れる割合や時期が異なります。主な副作用としては、感染症(細菌・ウイルス・真菌、虫歯やにきびの悪化など)、高血糖、高血圧、消化性潰瘍、脂質異常症、精神症状、満月様顔貌などがあげられます。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
金子佳賢ら、膜性増殖性糸球体腎炎、日腎会誌,52(7):899-902,2010
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター.“一次性膜性増殖性糸球体腎炎(指定難病223)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4423,(参照 2024-09-02).
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター.“一次性膜性増殖性糸球体腎炎(指定難病223) 概要・診断基準など”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4424,(参照 2024-09-02).
日本腎臓学会.“腎臓の病気について調べる 7.治療、4.ステロイド”.日本腎臓学会.https://jsn.or.jp/general/kidneydisease/symptoms07.php#p-004,(参照 2024-09-02).
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