半月板損傷の場合、主にどのような治療をしますか?

リハビリテーションや薬で症状の改善が不十分な場合には、手術の必要性を検討します。

解説

リハビリテーションや薬で症状の改善が不十分な場合には、手術の必要性を検討します。通常は関節鏡での手術が行われます。

半月板損傷では、生じた直後には膝の腫れや痛みが強いことが多いです。この時期は、症状の強さによって痛み止めの内服薬の使用や松葉杖での安静加療を行います。

症状が少しずつ改善するのをみながら、リハビリテーションを行います。リハビリでは、膝の周りの筋力強化や可動域訓練を主に行います。

損傷の程度によっては、リハビリテーションだけでも、痛みが気にならない程度に改善する場合もあります。

一方で、2~3ヶ月のリハビリテーション加療後も、日常生活やスポーツ活動に支障がある場合には、手術加療が選択肢となります。

手術では、関節鏡という細い金属の先にカメラを取り付けた器具を用いることで、小さな傷で手術を行うことができます。

筋肉をほとんど傷つけないため、入院期間は短く、日常生活への復帰も早く済みます。

半月板の手術方法には、損傷した部分を切除する方法と縫合する方法の2種類に分かれます。

損傷した部位、範囲、程度によって適切な手術方法が検討されます。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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関連するQ&A

「半月板損傷」とはどのような病気ですか?

半月板を損傷することで、膝の曲げ伸ばしの際の痛みやひっかかり感を生じます。

半月板損傷の原因は何がありますか?

スポーツ活動、円板状半月、加齢による変性などが原因になります。

半月板損傷ではどのような症状がありますか?

主な症状は、膝の痛みと引っかかり感などの動かしづらさです。ほかにも多様な症状があります。

半月板損傷には初期症状はありますか?

急なケガで生じる場合が多く、特別な初期症状はありません。

半月板損傷が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

整形外科を受診しましょう。より専門的な治療を行っているのは、膝関節外科やスポーツ整形外科です。

半月板損傷が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

膝に強い力がかかってから痛みや腫れが始まった場合には、整形外科を受診しましょう。

半月板損傷のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

半月板損傷は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

痛みのコントロールのために、消炎鎮痛剤を用います。副作用に胃腸や腎臓への負担がかかる場合があります。

半月板損傷で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬や装具の調整を行い、それでも効果が不十分であれば手術を検討します。

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