後天性血栓性血小板減少性紫斑病の診断基準を教えてください。
血小板減少と溶血性貧血を認め、ADAMTS13活性が10%未満かつADAMTS13自己抗体陽性です。
後天性TTPの診断基準は、血小板減少と溶血性貧血の2徴候を認め、ADAMTS13活性が10%未満に著減し、ADAMTS13自己抗体が陽性であることです。
後天性TTPは、以前は血小板減少、溶血性貧血、腎機能障害、発熱、精神神経障害の「古典的5徴候」で診断されていました。しかし現在は、まず原因不明の血小板減少と溶血性貧血の2つが最も重要なサインとされています。
これらを認めた場合に血液検査でADAMTS13活性を測定し、10%未満に低下していればTTPと診断します。さらに、ADAMTS13に対する自己抗体が確認されれば後天性TTPと確定します。腎障害や意識障害、発熱は参考所見であり、必ずしも全例にそろうわけではありません。
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(参考文献)
松本 雅則 .“血栓性血小板減少性紫斑病”.今日の臨床サポート.https://clinicalsup.jp/jpoc/contentpage.aspx?diseaseid=344,(参照 2025-12-15).
松本 雅則ほか.“血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023”..https://ketsuekigyoko.org/wp-content/uploads/2023/10/TTPGL2023.pdf,(参照 2025-12-15).
.“血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(指定難病64)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/246,(参照 2025-12-15).
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最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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