後天性血栓性血小板減少性紫斑病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科の受診が望ましいですが、難しい場合はまず内科クリニックを受診してください。
後天性血栓性血小板減少性紫斑病(後天性TTP)は血液疾患に分類されますので、最も適切な診療科は血液内科になります。
しかしながら、血液内科は専門性が高く、最初に受診できる最寄りのクリニック等では血液内科を標榜している医療機関を見つけることが難しいかもしれません。その場合は、まずは内科のクリニック受診でもよいでしょう。
後天性TTPは診断後早めに血漿交換を開始することが重要です。初診のクリニックで後天性TTPが疑われた場合は、総合病院等の血液内科等(もしくは血漿交換を担当している診療科)に紹介されますので、速やかに主治医から指示された医療機関を受診してください。
状況によっては救急搬送される可能性もございます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
松本雅則ほか.血栓性血小板減少性紫斑病 | 症状、診断・治療方針まで.今日の臨床サポート,https://clinicalsup.jp/jpoc/contentpage.aspx?diseaseid=344(参照 2024-12-26)
血液凝固異常症等に関する研究班.“血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023”.血液凝固異常症等に関する研究班.https://ketsuekigyoko.org/wp-content/uploads/2023/10/TTP_GL_2023.pdf,(参照 2024-12-26).
村田満.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(指定難病64).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/246(参照 2024-12-26)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
後天性血栓性血小板減少性紫斑病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ