咳喘息の人が飲んではいけない薬はありますか?

咳喘息の人が注意すべき薬には、非ステロイド性抗炎症薬やβ遮断薬などがあります。

解説

咳喘息の患者さんが注意すべき薬剤には、症状を悪化させる可能性があるものがいくつかあります。

特に以下の薬剤には注意が必要です。

1. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

アスピリンやイブプロフェンなどのNSAIDsは、一部の咳喘息患者さんにおいて気道を狭くし、症状を悪化させることがあります。
これは「アスピリン喘息」と呼ばれる症状を引き起こす可能性があるためです。

2. β遮断薬

心疾患や高血圧の治療に用いられるβ遮断薬(プロプラノロールなど)は、気道を収縮させる可能性があるため、咳喘息の症状を悪化させるリスクがあります。
特に非選択的β遮断薬は注意が必要です。

3. その他

咳喘息患者さんは、アレルギーを引き起こしやすい薬剤や添加物にも注意が必要です。
また、造影剤の使用にも注意が必要です。

これらの薬剤を使用する必要がある場合は、必ず主治医と相談し、代替薬や適切な管理方法を検討することが重要です。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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