強迫性障害の確認行為をやめる方法はありますか?
専門医の指示に従い薬物療法を正しく継続したり、認知行動療法が有効と言われています。
強迫症/強迫性障害の確認行為、つまり強迫行為をやめる方法としては、専門医のもとでの標準的な薬物療法や認知行動療法(CBT)が有効と言われています。
薬物療法では、まず選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が主に使われます。
CBTでは、不安を引き起こすものや状況をリスト化し、不安のレベルが強いものから順に並べます。このリストをもとに段階的に不安に慣れる練習が行われます。
これには、2つの方法があり、ひとつ目は「曝露法」で、不安を引き起こす状況に長時間直面し、不安が和らぐまで待ちます。徐々にその状況に慣れることで、不安が減るのを目指します。
2つ目は「反応妨害法」で、不安を和らげるために行っていた強迫行為を我慢します。これにより、「逃げない、繰り返さない」を練習して、不安に対処する力を身につけます。
いずれの治療法も、患者さん個々の症状や状況に応じて選択されます。
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最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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「強迫性障害」とはどのような病気ですか?
強迫性障害は、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状を特徴としています。
強迫性障害の原因は何がありますか?
強迫性障害の原因は明らかになっていません。
強迫性障害ではどのような症状がありますか?
強迫性障害は、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状がみられます。
強迫性障害には初期症状はありますか?
初期症状として、日常生活の中で不安やこだわりが強くなり、何度確認しても安心できなくなったりします。
強迫性障害の場合、主にどのような治療をしますか?
主に薬物療法と認知行動療法が行われます。
強迫性障害が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
精神科や心療内科を受診することをおすすめします。
強迫性障害が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
不安やこだわりが度を超え、何度確認しても安心できなかったり生活に支障をきたす場合は、病院を受診する目安にしてください。
強迫性障害のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
強迫性障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
まず、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が使用されます。
強迫性障害で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬物療法以外にも認知行動療法が行われます。
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