尿意があるのに尿が出ないときは何科に行く?尿の回数が少ないのは病気?

監修医師秋元 隆宏泌尿器科 / 東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学

「尿意があるのに尿が出ない」について、特に知りたいことは何ですか?

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尿意があるのに尿が出ない場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

尿意があるのに尿が出ない場合は、我慢せずに泌尿器科を受診してください。

尿意はあるのに尿がほとんど出ない場合は、一度泌尿器科を受診しましょう。
ただし、下腹部がやや固く、痛みがある場合(特に押すとさらに痛む)は、その日のうちに泌尿器科に受診しましょう。

  • 尿が赤いことがある方(血尿)
  • 喫煙している方(尿意はあるのに尿がほとんど出ない症状で困っていなくても)

は、膀胱がんなどが隠れている可能性があるので、泌尿器科に受診しましょう。

また、くも膜下出血や硬膜下血、てんかん、脊髄損傷などの脳や脊髄に関わる病気でも尿閉は生じますので、

などがあった場合には、泌尿器科と別に、内科なども受診した方がよいです。

大人で尿の回数が少ない場合、排尿障害ですか?

脱水や腎機能低下によって尿の量が少ないことが多いため、一概に排尿障害とは言えません。

大人の1日の排尿回数は通常、数回〜8回程度ですが、水分摂取量や膀胱の大きさなどに個人差があり、少ないからといって必ずしも排尿障害とは限りません。

多くの場合、脱水や大量の発汗により体内の水分が減り、腎臓で作られる尿の量が減ることが原因です。

特に、運動や暑い環境での活動後、発熱時、十分な水分補給ができていないときなどは、一時的に排尿回数が減ることがあります。

一方で、膀胱や尿道の異常によって尿が出しづらくなる「排尿障害」が原因の場合もあります。

例えば、前立腺肥大症や神経因性膀胱では、尿を作る量は正常でも排尿自体がうまくできず、それが慢性的になると膀胱がとても大きくなり、結果的に回数が減ることがまれにあります。

そのため、尿の勢いを測るウロフロメトリーや、膀胱内に尿が残っていないか確認する超音波検査が有効です。

それらの検査で「尿が作られていない」のか「出しづらい」のかを見極めることが重要です。

尿の回数が極端に少なくて不安な場合、または排尿時に違和感がある場合は、我慢せずに泌尿器科を受診しましょう。

また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。

尿が出にくい場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

泌尿器科を受診しましょう。尿を出すのに時間がかかると思うなど気になったら受診しましょう。

受診すべき診療科について

尿に関するトラブルなので、遠慮せずに泌尿器科を受診しましょう。

尿が出にくいといった排尿障害は、原因にあわせた治療することで改善することが多いです。しかし症状を放置すると、多くの場合、病状が進行してしまいます。

日中の排尿回数の増加(頻尿)や夜に何回もトイレで起きること(夜間頻尿)といった蓄尿障害も起こりやすいです。それに伴う睡眠障害などにもつながり、QOL(生活の質)を落とす可能性があります。

また、アルコールや風邪薬を飲んだことなどをきっかけに、尿閉(尿を出そうとしても出なくなる症状)を生じるほど重症化することもあります。

受診の目安について

症状が気になる、症状が数日以上続いている、以下のような症状も続く場合などは病院を受診しましょう。

  • 尿を出すまでに時間がかかる(排尿遅延)
  • 尿を出すのに時間がかかる
  • 尿を出すためにお腹に力を入れる必要がある(腹圧排尿)
  • 尿の勢いが弱い(尿勢低下)
  • 尿が途中で止まる(尿線途絶)
  • 尿が2方向以上に分かれたり、散乱する(尿線分割・尿線散乱)
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編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

  1. Q作成

  2. 医師執筆/監修

  3. QAレビュー

  4. 公開

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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