頭痛に効果のある薬はありますか?

痛み止め(市販薬も含む)が有効な場合は多いですが、飲みすぎるとかえって頭痛が悪化することがあるため注意しましょう。

解説

頭痛に対しては、市販のものも含め痛み止めが有効な場合が少なくないため、痛み止めを使用した治療を行うことが多いです。
片頭痛の治療では、トリプタン等のお薬が使われてきましたが、近年では抗CGRP抗体製剤も使用できるようになりました。
また緊張型頭痛では、アセトアミノフェンやイブプロフェンが効かない場合、筋肉をほぐす薬やアミトリプチンを使うことがあります。

基本的には、きちんと医療機関を受診して症状に合ったお薬を処方してもらうことが望ましいですが、症状が軽ければ市販薬を用いて対処してもかまいません。
市販の内服薬の中では、アセトアミノフェン(タイレノール®、ノーシン®)やイブプロフェンなどが軽度の頭痛に対して効果的とされています。

なお、頭痛薬を連日飲みすぎると、薬効によってかえって頭痛が悪化してしまうことがありますので注意しましょう。
1ヶ月のうち10日を超えないことが、服薬の適切な頻度の目安です。

個人の見解

筆者は緊張型頭痛の患者さんに対しては温湿布を使うことが多いです。
頭痛に対する効き目が科学的に実証されているわけではありませんが、温湿布には肩の筋肉をほぐす効果があり、緊張性頭痛の予防や症状緩和に一定の効き目があると考えています。

公開日

最終更新日

亀田総合病院 脳神経内科

原瀬 翔平 監修

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