トラネキサム酸(トランサミンⓇ)は妊娠中に使用してもよいですか?
トラネキサム酸による治療がどうしても必要な場合に限り、妊娠中にも使用できます。
妊婦が注射剤でトラネキサム酸を使用した場合に、トラネキサム酸の成分が胎盤を通過することが報告されています。
したがって、妊娠中の使用は、治療で得られる有益性が安全性を上回ると考えられる場合に限って使用できます。
妊娠中にトラネキサム酸を服用するかどうかは、その使用目的、その患者さんの健康状態などによって異なりますので、妊娠している場合には、医師にその旨を伝えて、相談するようにしてください。
なお、授乳についても、治療や母乳栄養で得られる有益性を考慮して、授乳を継続するか、中止するかどうかを検討します。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
独立行政法人医薬品医療機器総合機構.“トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg/トランサミンカプセル250mg/トランサミン散50%”.独立行政法人医薬品医療機器総合機構.https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/4305743327002B10272_07#HDR_ContraIndications,(参照 2024-02-07).
一般社団法人くすりの適正使用協議会 .“トラネキサム酸錠250mg「YD」”.くすりのしおり.https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=12505,(参照 2024-02-07).
第一三共株式会社.“トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg/トランサミンカプセル250mg/トランサミン散50%”.第一三共株式会社.https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/430574_3327002B1027_2_07,(参照 2024-02-07).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
喉の痛み
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。